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2010年06月04日

コート・ダジュール⑦~モナコ①~

パチンコ攻略
コート・ダジュール⑦~モナコ①~
ニース滞在4日目の朝です。翌日の朝には、ニースを発ち帰国するので、この日が最後の日でした。
朝目覚め、いつものようにカーテンを開けると、晴れてましたが前日より雲がちょっと多目でした。

部屋からの眺めと、この日の朝食↓

 

朝食後、出かける準備をしていると、日本から電話が入り、最終日だというのに出発が遅くなってしまいました。電話は妹の旦那さん(義弟)からで、ワインを2~3本買って来て欲しいとのことでした。義弟は、趣味でワインの勉強をしにスクールへ通っていて、今年、ワインエキスパートの1次(8月)、2次(9月)試験を受け、資格を取得したそうな・・・。でも、この日は、日曜日。お店は閉まってるので、困ったことになりました・・・。(最悪、CDGの免税店で買う予定に・・・。)

ワインのことは置いておいて、この日は、モナコへ行くことに・・・。11年前に、妹とF1モナコGPの予選を観戦しに行って以来です。今回は、その時出来なかった街の観光をすることになりました。

モナコへは、ニースからバスでも行けるのですが、11年前と同じく電車で行くことに・・・(約20分)。車窓から見る地中海も楽しみでした。ホテルから駅までは、徒歩15分程で着きましたが、乗る予定の電車にちょうど乗り遅れてしまいました。次の電車まで40分待ち・・・。切符を買って、駅の外に・・・。駅舎は11年前と変わらず、古いけれど美しい建物です。

ニース・ビル駅(Gare de Nice-Ville)↓
 
   

駅構内、ホームの様子(左)。乗車した電車(右):旧型車両で落書きだらけの電車でした・・・。
 
電車は、かろうじて座れたものの、結構混んでました。地中海の景色を楽しむ予定が、ガラスも落書きだらけで汚く曇っていて、外の景色はぼんやりとしか見えませんでした。その後、車内でこの旅一番恐怖のハプニングが・・・!(話は長くなるのですが・・・。)

ニースを出て確か2つ目の駅で停車した時、浮浪者らしき男の人が、犬連れで靴を手に持ち裸足で乗り込んできました。4人掛けのシートに、窓際に向かい合ってイタリア人の年配ご夫婦が座っていて、私達はその通路側に向かい合って座っていました。浮浪者は私達が座ってる横を通り過ぎ、すぐ後ろで立ちました。犬は、妹と背中合わせの後ろの人とのシートの下にもぐりこみました。

すぐに、鉄道員(駅員or車掌)2人がその浮浪者を挟むように前後から乗り込んで来て、ヴァカンス気分いっぱいだった車内は、一瞬にして、空気が変わりました。鉄道員の1人が「ムッシュー、降りなさい・・・!降りなさい・・・!」と強い口調で何度も言うのですが、浮浪者は「・・・・(イタリア語で何やらブツブツ言ってる・・・)。」と乗客に向かって話し、ニヤニヤしてました。その周辺の乗客がイタリア人のようで、注意してる感じでした。鉄道員はイタリア語は理解できないらしく、浮浪者に向かって、「イタリア語じゃなく、フランス語で話しなさい!」と何度も言うものの、一向に応じる気配なし。

しばらくして、鉄道員が浮浪者を力づくで押し始め、降ろそうとしました。もうひとりの鉄道員は、浮浪者の後ろに居て、乗客に危害が及ばないように手を広げてガードしていました。でも、何かの拍子に、妹が座ってるシートに浮浪者がヨタヨタと近寄ってきたので、横に座っていたイタリア人のおばさんが立って窓際のスペースに移り、妹を自分の座っていた席の方へ避難させてくれました。そうこうしているうちに、私のところにも浮浪者が近寄って来たので、今度は私が立って妹の元の席へ避難して、本当にタイヘンでした。何とか、鉄道員二人がかりで引きずり降ろし(犬も・・・)、電車はようやく発車出来ました。時間にして、10分くらいの出来事でしたが、もっと長く感じ怖かったです・・・。

私達はホッとして元の位置に座り直し、イタリア人ご夫婦と共に「怖かったね~」と、ホッとした表情をすると、イタリア人のおばさんが、カバンの中から1.5?の水のペットボトルを出して勧めてくれました。私達はそれぞれ持っていたので、カバンを指差しお断りしました。ご夫婦のおじさんの方が少し英語が出来るようで、旅行者へよくあるありきたりのことを聞かれて少し話したように思う。ご夫婦共、モナコで降りられ、席を立つ時私達に、「ボン・ヴォワィヤージュ!」とフランス語で言ってくれたので、私達もお礼を言い、同じように「ボン・ヴォワィヤージュ(=楽しい旅を・・・)」と言いました。温かいイタリア人ご夫婦のお蔭で、怖い思いでしたが救われました...。

車内でのとんだ騒ぎのせいで、かなり予定より遅れて、モナコのモンテカルロ駅に到着しました。11年前に来た時と違って、駅がすっかりモダンに美しく変わっていて、妹と二人で驚きました。

モナコ・モンテカルロ駅↓
   
   
 

モンテカルロ駅の地下通路:両端がムーヴィング・ウォーク(動く歩道)です。(妹の撮影)
      
   
モンテカルロ駅から地上に出てすぐのところにある、エレガントな建物↓。朝市も開かれていました。
   

さて、モナコについて少し・・・。
正式には、"モナコ公国"といい、19世紀に独立した世界で2番目に小さな国です。フランスのニースとマントンの間にあり、面積は1.95k㎡、総人口32,000人(うち、モナコ人は6,000人)。首都はモナコ市、公用語はフランス語です。小さい国ながらも、有名なF1モナコGPがあったり、グラン・カジノがあったり・・・と、世界のお金持ちの人たちが集まってくるゴージャスな国でもあります。

正午から始まる、大公宮殿の衛兵交替式に向かいます。まずは、坂道を登って・・・。
 

坂道の途中から、モナコの景色を一望・・・。
 
   

大公宮殿の時計塔が見えてきました。この坂道を登りきらなきゃ・・・!あと少し。
   

何とか正午10分前に到着しましたが、この日は日曜日でパック(イースター)休暇と重なり、すごい見物客!前に居る人達の頭がどうしても入ってしまいました・・・。

衛兵交替式
 

衛兵交替式が終わり、衛兵達が任務に就いてる様子
     

衛兵がかぶっているトリコロールの帽子が何とも妙な感じでした。コペンハーゲン、プラハ、ここモナコ・・・と、衛兵交替式を見てきましたが、やはり一番立派でカッコよかったのはプラハでした。
(*過去の衛兵交替式の様子はこちら→コペンハーゲン、プラハ)

パレ(宮殿)広場と周囲の建物
   
  
 
   

上の写真、右下のアーチをくぐると、モナコ旧市街の通り(左下の写真)です。その通りの先の建物の壁に埋め込まれていた、モナコ公国のポスト(右下の写真)。   
 
ポストのサイドには集荷時間が書かれていて、正面下部には建物の郵便受けと間違われないように、「この箱には新聞や印刷物は入れないように!」という注意書きもされています。
フランスのポストは黄色ですが、モナコ公国のポストは日本と同じ赤でした・・・。

このあと、旧市街を散策します・・・。次回へつづく。

★ モナコ/大公宮殿 ★
Monaco/Palais Princier




Posted by ewgbvht2 at 22:38│Comments(0)
 
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