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2009年06月26日

日本人との給料交渉

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日本人との給料交渉
前回はタイ人との給料交渉ですが、今回は日本人との給料交渉です。




どうして人材紹介会社が給料交渉をするのか
弊社は人材紹介会社であり、企業から紹介の報酬をいただく際は、給料の2か月分となっています。したがって合意された給料額が多ければ多いほど弊社の利益になるのですが、相場より高い希望給料の候補者は採用どころか面接さえしてもらえません。
したがってどんなに人柄の良い方でも書類選考をクリアさせるべく相場のレベルに希望給料を下げてもらわなければ、企業との面接まで進展しないので、給与交渉が必要なのです。




日本人求職者への希望給料引き下げの説得(Q:私 A:日本人求職者)
Q. 希望給料はおいくらですか?


A. 10万バーツです。


Q. うーん この経歴で10万バーツは厳しいですね。 というのも、タイで働きたい日本人が結構多くてですね、それがまたタイで働けるなら4万や5万という安い給料でも良いと言う人たちがいます。そういう人たちが相場を下げてるのです。


A. でも日本人だったら10万バーツは必要です。アパートだってタイ人の住むような場所には住めないし、日本料理屋は高いし・・・


Q. そのとおりです。でも就職とは相手があるものです。求人元企業が面接をして一人は希望給料4万バーツ、もう一人は10万バーツ。この場合はよほどの実力・経験の差が無いと難しいです。


A. 希望給料4万の人はどんな生活をしていますか?


Q. 普通ですよ。アパートだって7000バーツも出せば快適ですし、日本料理は週1回は食べれますよ。


A. 私にはそんな生活できません。もう少し高い給料でも良いという会社はありますか?


Q. うーん ちょっと発想を変えてみてください。あなたが経営者だとします。 タイに長く住んでいてタイのことも分かって、タイ語もそこそこ話せて相場どおりの希望給料の候補者と、タイに着たばかりで、タイ語も話せなくて給料が高い日本人がいた場合、どちらを採用しますか?
さらに残念ながら、タイで初めて働く方の何割かは「こんなはずじゃなかった*」といってすぐに帰国してしまいます。
企業としては人材紹介会社に紹介料を支払い、しかも費用をかけてビザや労働許可証を取得してあげたのにすぐ帰国すると大損です。
あなたはそんな方では無いと思いますが、そういう人が多いのは事実なので、タイで初めて働こうという日本人の採用には慎重になってしまいます。採用さえ難しいのに相場以上の給料を出す企業はまずありません。


今のあなたに足りないのはタイ語とタイでの経験です。タイ語学校に通うと授業料を支払わなければなりませんが、就職すれば仕事上、否応なしにタイ語が身につく上に給料までもらえるのですよ。
そこで2-3年頑張ってタイでの経験と語学力を身につけると、給料アップが見込めます。


A. うーん でも4万や5万バーツで働こうとは思いません。


Q. それでしたら自分で起業するか日本に帰るしかありませんね。起業するならご相談にのりますよ。


*観光しか知らない日本人はタイ人のにこやかで、やさしい対応しか知らない場合がありますが、ビジネスの場での厳しさは世界共通です。
タイでは多少「ゆるい」のは間違いありませんが、ビジネスの場でスローライフを実現すれば倒産してしまいます。
したがって「スローライフ」を求めて就職された方が現実に対して絶望するということは多々あります。


解説
人材紹介会社は企業から報酬をもらって人材を探す会社なので、職業紹介所とはちょっと違います。
上記のやり取りは、企業に対して営業をかけるのと同じく候補者に対しても「営業している」のです。
現在すでにある 「給料が4-5万バーツの求人案件」を「売り込んでいる営業」ということです。


求職者の立場としても、希望給料を上げたいなら、Web製作が出来る、大手メーカーに人脈がある、資格を持っているといった自分の能力を売り込む「営業トーク」をして評価を高めないと、いつまでたっても「給料が4-5万バーツの求人案件」を薦められます。
「給料10万バーツの求人案件」を売り込むべき人物 という認識を持たれて初めて売ってもらえるのです。


したがって昨日の記事も含めて 生活のために必要、友人がもらっている などという返答は全く無意味なのです。
無意味なだけでなく評価も下がります。




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Posted by ewgbvht2 at 08:10│Comments(0)
 
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